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パレス・メイヂ 2~4巻

 鹿王院宮(作中でもそう称されているけれど、この人はまだ当主ではないはずなので、鹿王院宮威彦殿下といちいち呼ぶのが正しいと思う)のことを延々、書こうと思う。

 御園はまっすぐで素直で、頼もしい男になることがもう約束されている訳で、キャラクター的に好感度は高いものの分析しようとまでは思わないんだな。
 宮の方が分析し甲斐があるというか……

 すべてにおいて御園に劣る宿命を背負わされている彼がちょっと不憫です。御園に勝ってはいけないゆえに、突っ込みどころだらけの言動なのよね。ハンサムなのにさ。









 とは言っても私もいちいちフルネームを入力していられないので、「宮」で統一します。

 宮の最大のマズい点は、彰子を責めたところ。
 彰子は好きで帝になった訳ではないのに、自分の傷心を最優先にしてしか物事を考えていないところ。

 彰子が帝になる以外、どういう方法があったと言うのか。

 宮家の王子ならそんなことは分かるだろう。なのに「ひとり帝の位にお昇りになり……」というのは残酷すぎないか? 重ねて言うけれど、彰子は自分から帝になりたいと申し出た訳じゃないんですよ。
 東宮が幼すぎるので、中継ぎとしてどうしても姉の彰子が必要だった。
(しかしそうなると、この架空世界では父を帝に持つ女帝まではセーフってことですね。現実日本では女性に継承権がないので「あり得ない」のですけど)

 しかも、帝になった彰子のそばで力になった訳でもなく、留学してしまった。ある意味逃げたんですよ。自分が傷ついたから。自分を優先しちゃった。
 そこがもう、だめ。

 そして、古いしきたりに苛立ちながら具体的に何の策も講じていない。
 少なくとも作中では描写されていない。
 彰子を妃に迎えたいと熱望していても、しきたりをどうにかするために、能動的に動いていない。新聞に美談を書かせるだけで何とかなるものですかね?

 強引にしきたりを覆したのは医者の件だけで、それ以降ちゃんとパレスに西洋医学優先という規定は出来たのかどうかは不明なんだよなあ。

 そもそも彰子が宮のことを、これっぽっちも何とも思っていないじゃないか。
 恋愛以前の問題だ。
 宮は彰子に光を見出したかもしれないが、少なくとも彰子は婚約が決まった時も「お父様の決めたことだから」としか感想を述べていないんですよね。子供だから仕方ないにしても、宮の一人芝居でしかないのが何とも不憫。

 それにしても陛下、第一話で御園が芝居を打たないままだったら臣下に濡れ衣を着せたまま、御園が無実の罪で追い出されたとしてもシレッとしてたんだろうか?
 陛下は陛下でぶっ飛んでるよなあ。思考が庶民と違うから仕方ないんだろうけど。

 疑問というか推理になるかもしれないんですけど、彰子時代の元号(=帝のおくり名)が不明なんですよね。これはあくまでも架空の国で、日本とか東京という単語は一切出て来ないのでリアル設定にこだわる必要はないのでしょうが、「明慈」という言葉が存在する以上は現在(彰子の御世)にも違う元号があるはず。

 そして、もしかしてそれは彰子の死後に明らかになるかもしれなくて……
 御園のモノローグか、セリフで説明なのかは分からないけれど。
 そこで注目したいのが「彰子」という名前そのものですよ。

 大正(大彰?)
 昭和(彰和?)

 どちらでも引用できる漢字が入ってるのね。

 史実と合わせるのならもちろんこれは大正時代の話ということになりますが、まあ、軍事色がほぼスルーされているし、東宮の御世になったとてWW2が起こるかどうかも分からない世界だ。
 明治維新と同じ分岐点があったことだけは確定していますがね……
(御園兄の「ご一新」というセリフ)

 ということは、パレス世界でも明慈以前は武士がいたんだろうか? やはり。

 彰子が外交をすることになっても、最終的にWW2~敗戦なんてことになったらやり切れないな。
 ロシア皇帝一家だって悲惨な運命が待っているだけだし、そこは架空世界ということで、現実とどうしても折り合いをつけなきゃいけないものでもないでしょう。

 御園と彰子が堂々と結婚とまでは行かない気もするし、ひょっとすると戦後? のゴタゴタに紛れて実現してしまうかもしれないし、私はどちらでも構わないかな。
 ただ御園にはそばにいてほしいんだよね、彰子のそばに。一生。

 となると、東宮に仕え続けるというのは無理なのかなあ……
 雑誌では御園と東宮が「この後、良い主従と呼ばれるようになる」という伏線が仕込まれてきたので、最新号での「僕が帝になったら(御園は)侍従を辞める」というのはあり得るのか。

 彰子があっさり、短命で二人の男を残して去ってしまうというエンドだけは勘弁。







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[ 2017年02月08日 18:57 ] カテゴリ:少女マンガ | TB(0) | CM(0)
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