読んで読まれてマンガ日記 FC2版 TOP  >  連載ネタバレ >  艮(うしとら)/山岸凉子(モーニング掲載)第一回

艮(うしとら)/山岸凉子(モーニング掲載)第一回

 不安でした。
 真っ白なページに真っ白な建物は論外としても、話そのものも不安だった。
 家相とか鬼門とか、またケサランパサランの焼き直しかなあと思って……





……というか、先々週号に載っていたはずの「何食べ」がなぜ今週も載ってるの!?
 しかもあの時は二話掲載だったやん!?(カラーの方は短かったけど)

 話の方は、「ゆでただけでは甘くない小豆」のように、実家で歓待(?)されて泣いたケンジ回のことを考えたら「まあ、そんな簡単に=ハッピーエンドになる訳ないわな」という感じでした。

 そりゃあ、両親にしてみれば実際に「息子の男の恋人」に会ったというだけでも大変だったでしょう。
 気力体力が削がれてもおかしくない。
 まあ、会ったあとで「もう来てくれるな」というのは確かに勝手かもしれないけど、筧の両親だけがひどいとも責められない、正直なところ。
 両親にとっては息子が――自分たちがいなくなったあと――家庭というものを持たず、子も作らず親がいなくなればひとりきりになる、ということを考えるのがものすごく辛いんだと思う。
 だから、そういう意味ではシロさんが「両親が思っているよりは、今の俺は不幸じゃない」ということを知ってほしかった、だからケンジを連れてったというところまでは、両者の思いは何とか噛み合っていたんだろう。
 ところがやっぱり、同性の恋人という現実は衝撃的であって……
 これはもう仕方ない、ほんと仕方ないと思う。
 どちらも悪くないし、どちらも精一杯譲歩した結果だと思う。

 ◇

 思わず「何食べ」の感想まで書いてしまった。
 本題は山岸さんだ、センターカラーを見て「おお!」とちょっと感動。
 最近とみにハードルが下がっていることもあって、ああいう日本画的カラー絵がまだ描けるんだ(失礼な……)と思ったらほんと嬉しい。
 いったいモーニングは何を考えて山岸さん掲載を決めたのだろうと思っていましたが(最近の作品のことを考えるとねえ……)、何だかそれなりにちゃんと、「手抜きでは済まない仕事」だというオーラがありましたもんね、扉絵見ただけでも。

 また「由良」か。よほどお好きなのかな。
 インチキと見せかけて実は……というオチは簡単だけど、すべてインチキでもなければすべて万能の霊媒者っていう訳でもないと思うなあ。
 もちろん第一回の時点では、「お腹が」とか「鬼門がふたつ」とか、主人公については全部言い当てているんだけども。(しかもお金もらわないうちから)

 脱獄犯は、まあ普通に読んだら幽霊じゃないのかな、と思う。
 ただしリアルタイム(同時代)かどうかまでは分からない。もしかしたらすごく昔の幽霊? 今どき脱獄~街中の民家へ侵入なんてあり得るのだろうか?










関連記事
スポンサーサイト
[ 2013年12月14日 20:54 ] カテゴリ:連載ネタバレ | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

小林りり子

Author:小林りり子
マンガ大好き小林りり子の感想日記。

メールフォーム
最新トラックバック
定番おすすめ商品
ショッピング&お小遣い


ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
カウンター