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詩女たちと北の皇帝の物語(NT 2014年2月号)

 展開はやっ!
 しかも、驚きの円満解決?
(少なくとも元老のゲスい企みに関しては……)






 ええと……オディールって誰やねん。

nt3.jpg


 そんなファティマいたか?
 バランシェ・ファティマにはオデットしかいなかったはずで、姉妹の名前も「ジゼル」と「オーロラ」。バレエ関連ではあるけど、黒鳥(オディール)ではないよね。

 元ネタの「白鳥の湖」では、その舞台のプリマが一人二役でオデットとオディールを演じるので、現段階で考えられるのはバランシェ・ファティマであるオデットの別人格……?

 しかし、人間ではマドラ/スパークのような多重人格者はいても、ファティマでそういうのはあり得るのか。
 前例はバーシャ/エストや、まだ作品中では描写されていないけれどバシク/ザ・ブライドというのもある。
 今までの展開を読む限りではオデットはブラウ・フィルモア女王=サクリファイス・ニーゼル=ジーク母のファティマであるはずで、今月のカラミティでの場面にオディールとして存在するってことは可能なのか?

 しかしオディール、以前ジークと思しき青年と二人で、カレンダーだか何だかに載っていたオデットと髪型が似ているのでは……? と思うのです。
 やっぱり、「ダイ・グの花嫁」とエピローグ「三色の娘」には、多少の時差があるのかもしれない。それならオデットがオディールとしてンビドー湖(!!)に存在するのは無理じゃないと思うし。
 だって最後のコマでいきなり「翌年、クリスティン・Vは~」と、いきなり時系列が飛ぶんだもんなあ。まああれは、アクト3の結末としての説明セリフなんでしょうけど。

 それにしても、レーダー陛下がクリスを養女にして丸く収まるなら(と言っても、何も解決しとらんが)もっと早く養女にしとけばよかったのでは……
 まあ、凶行直後ではさすがに国民も貴族も反発が凄かっただろうし、タイミング的には仕方なかったのだろうとは思います。
 元老の過激派としては、前科者(?)を王家の養女にするなどと許し難いだろうな。
 何だかんだでクリスは王女ってことになるのか?
 そこまで行くと庇いすぎ、という気がしなくもない。反発が強くなるのでは? それとも、悲劇のアイドル的なノリで人気はあるらしいから、既成事実の前には誰も何も言えなくなるのかな。

 フィルモアそのもの=レーダー王女、とは思いもしなかった。
 クリスに関してはヒロインフィルターがかなり強くて、ちゃあよりもちょっと鼻につく感があるのも確かです。GTMラストを見た時は単に、「クリスは動乱の時代を生き延びて、ダイ・グがいなくなっても頑張ってるんだなあ……」と思ったものですが、そりゃあ詩女たちが守るなら怖いものないよね(笑)。

 まあ、この先GTMのラストへ行き着くまでの過程で、再びあのラストシーンを見た時に「クリス頑張ったんだなあ」と感慨が抱けるような描写を期待します。
 ダイ・グはすぐにフンフトと結婚するのだろうか?
 婚礼そのものはもう決定事項になっていますからねえ……

 ◇
 
 バルバロッサの大元締め、バシル・バルバロッサさんはレーダー前陛下曰く「タコ入道」。
 甥のアドーよりは人間臭さがありそうな感じ。
 少なくとも、ダイ・グの選んだ茨の道のことを理解しているように思える。甥や元老一派の企むダイ・グ暗殺(?)計画のことを彼は知っているのだろうか。
 しかしその一方、クリスのことを「陛下を惑わす魔女」だの「帝国を滅ぼす魔女」だのと、やたらクリスを危険視している……その結論が「元老はあの娘に関わりたくない」、本当の本音は「あの魔女の血など残してはならぬ」=「だからレーダー家の養女に」ということらしい。

 ドロドロしたフィルモアのカーテン、その最奥にいるバシル王が(隠居したから今は甥のアドーが代理ってことかな?)人の好いだけのじいさんであるはずもない。
 ある意味、「あの娘は殺すな、生かしておけ(若い娘の肌★グヘヘ)」派の元老組より怖いよね。
「血など残してはならん」ってことは、殺しても差し支えない、と言っているのと同義なのでは?

 しかし彼の言っていることを聞くと確かに、クリスの凶行のせいで帝国は忠臣バーバリュース・Vを失い(間違ってもタダノブとか、文字通りに読んではいけませんよ。正しいFSS読者はきちんと脳内変換しましょうね)、レーダー8を退位させるような結果になり、国中ざわめかせる原因になっている……

「子供だったとは言え、クリスはバカなことしちゃったよな。自分の人生だけじゃなくて周囲も狂わせちゃって」という感じ……
 それにしても、魔女呼ばわりは唐突すぎて面食らってしまいますが。
 まあ古今東西、国が滅ぶ遠因が一人の女だったりすることもあるだろうし、古老が案じるのも無理はないのかもしれない。クリスやダイ・グにそんなつもりはなくとも……

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 誰だろう、この詩女。
 髪型だけ見ると若かりしフンフト(というか子供にしか見えんが)かな、と思う。
 ベリンじゃないし……
 ただ今月号でフンフトが「荒魂と和魂」というセリフを言っていることを考えると、新設定で「実はアトールの巫女出身だったリトラー」という線もあるか……?
(私は「リトラ」という改名が気に入らんので、リトラーと呼ばせてもらいます)

 リトラーは「あらたまの詩女」という名を持つのです。
 荒魂の詩女。

「意外な人があなたと陛下の道を示してくれます」
「恨みも悲しみも大きな微笑みで返すのです」

 普通に読めば、今、クリスに敵対している側の誰かが味方になるというニュアンスに思える。

「偉大なる北の皇帝がこの地に戻り、私たちの目を持つ詩女が生まれるとき」
 これはGTMラストのことなのだと思う。ジークがフィルモア皇帝としてラーンに降りるとき――いくつもいくつも艦が現れたあのシーンを、「フィルモアの、平和的ハスハ移民の成功」=「ダイ・グ陛下の望みが叶うとき」だと解釈してもいいかと思うのです。
 最後の詩女はマグダルのはずなので、マグダルが覚醒するときですね。

 まあ、しかし、花の種花の種と連呼させておきながら肝心の「花の詩女」が登場しない。
 まったく永野さんはサディストですね……

 そして私が今月号でおやっと思ったのは、膝を折るクリスが11巻冒頭のダイジェスト場面に似てるのではないか? ということです。

tear.jpg
 11巻冒頭

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 今月号


 11巻の場面はダイ・グが死ぬようなシーンなのかな、と思っていましたが、もしかしたら今月号に該当するのかもしれません。少なくともダイジェストになってもおかしくない、やたら壮大な場面であったことは確かです。

 答えは、これ以外に該当すると思われる1場面がまた出た時……それとも、マジェスティック・スタンドが完結してみないと分からないかな……?

 ◇

 登場したものの、やたら引っ張る皇女茄里の素顔。
 最近のFSSは短期間で謎(の一端)が明かされるパターンが多いのに、茄里はえらく引っ張るんですね。ジーク母ですら二ヶ月ぐらいで正体が割れたのになあ。
 黒髪かと思ったら金髪っぽい描かれ方だし……そして相関図もいまだ不明。
 ブラウ女王の娘なのか?(=ジークの姉? 妹?)
 彼女の言う「裏切り者」とは誰のこと? フィルモアを出奔したジークのこと? ジークの暗殺を天照家典星舎(旧名パラ・ギルドのことかな、これ)に邪魔された?
 いったい何のことだか……
 まさか、ノウランでちゃあと(クラーケンベールとも)いっしょだった時のことじゃないよね?

 あとは、ルミナスしか思いつかない。









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[ 2014年01月09日 20:11 ] カテゴリ:FSS(永野護) | TB(0) | CM(2)
Re: お見事でした☆
>末々さま、こんばんは。コメントありがとうございます!


> 先月号でフンフトがクリスを激しくDisった言葉の真意は、正しく小林さんが予想されていた通りですね!
いや~、予想というほどの予想でもありませんでしたが、先月号でのダイ・グの言動(自分の考えと帝国の考えは違う)を、クリスが正しく理解していないように見えて仕方なかったので、敢えてフンフトが諭す展開になるのかなあと思っていました。
しかし、ここまでストレートに一対一の説得だけで終わってしまうとは……
(詩女オールスターが登場したので一対一ではなかったかも)
ダイ・グ本人か、いちばんあり得るのは慧茄さんが出てくるかなと思ったんですけどね。

そして、オールスター詩女の中には、「わざと」としか思えないほどに清々しくベリンはいませんでした(笑)! ナインとヤーンもいませんでしたね。
おいおい! 焦らしてくれますねえと思いました……
ただ、どこかで「ベリン(ユニオⅤ)は本編には登場しない」というのも見かけましたので、それが本当なら登場しなさそうです。
けれど、改定年表でバッチリ主要人物と関与することになったベリンが「登場しない」というのは不自然でもあると思います。妙な縛りにとらわれず、GTM=FSSであるならば、「詩女ラーン」を一度でも出してほしいと切に願います。
トリハロンとかトリハロンとかトリハロンとかも!

さすが作者の愛称と同名のクリス、って感じですよね。
ただ、作者贔屓が目に余ると読者は引いてしまいがちなものですから(作者の溺愛があまりにだだ漏れだと、読んでいる方は醒めるんですよね……私の場合ですが)、ほどほどにヒロインしてほしいとも思います(笑)。

フィルモア、初登場時から本当に印象が変わった国ですよね。
コーラス編の時は単なる悪役国だったのに……いや、それでもしっかり群像劇は描かれていましたね、ブルーノとパラーシャのことで。そして、レーダー8のコーラスサードへの惜別シーンで。
永野さんの視点は昔から変わっていないのだと思います。事情が詳しく描写されるかされないか、の違いだけかもしれませんね。

私は実は、あんまり主役カップルに思い入れがない読者なのですが(笑)、それにしてもあまりにも長い主役不在に「あー、もうそろそろあのバカップル出てきてほしい」と焦がれています。
アマラキじゃなくてソープラキなら割と思い入れあるかな……(笑)?

今月の感想は随時更新していきますので、またお気軽にいらして下さいね。
ありがとうございました!

[ 2014/01/10 23:22 ] [ 編集 ]
お見事でした☆
先月号でフンフトがクリスを激しくDisった言葉の真意は、正しく小林さんが予想されていた通りですね!お見事です☆
AF・オディールの登場で、私もやっぱりオデットが頭をよぎりました!でも小林さんのように理論立てた詳細な予測をした訳ではありません(苦笑)でも色々予測するのって楽しいですもんね♪

そしてクリスのフォローに現れた歴代詩女たち!w
GTMを観ていない私にはわからなかったのですが、あの中にはラーン(ベリン)もいたりするのでしょうか?(^o^)
クリス永野先生は、クリスがブルーノと撮った写真をカステポーにいたバーバリュース・Vに送った頃から、クリスを重要なキャラクターと言い続けてましたけど、ようやくここにきてその意味が明かされ始めましたね☆

トライトンは璃里がカーテンの最奥と言ってましたけど、今月号で登場したバシルのような人物が、現バルバロッサ主宰・アドーとも違う別の思惑を持っているとなると、フィルモアのカーテンはただの縦列ではなくて横にも広がってるみたいですね。
コーラスVSハグーダの頃、まだラルゴが存命だった頃のフィルモアの描写と比べると、今のフィルモアの政治劇はビックリですw
古い王家が枝分かれした帝政の大国なら当然なのかな^m^

今の作品スピードでいってくれるのならば、ソープやフアナ(ラキ)がベラ国のAP・ツラック隊に合流するまで、そんなに待たなくても良さそうですねw

[ 2014/01/10 21:50 ] [ 編集 ]
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